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足三里(ST36)とは?
足三里(足三里, ST36)は胃経(Stomach meridian)の36番目のツボであり、下合穴(下合穴)です。「三里(三里)」は「3寸下」を意味し、膝下3寸に位置しています。東医宝鑑では「足三里は胃の気を整え、全身の虚弱を補う要穴である」と記されています。WHO標準経穴361穴の中でも最も活用度の高いツボとして挙げられます。
正確な位置の探し方
足三里を正確に探す3ステップの方法です:
- 基準点を探す: 膝を90度に曲げた状態で、膝蓋骨(膝のお皿)のすぐ下・外側のくぼみ(犢鼻穴, ST35)を探します。
- 3寸下がる: 犢鼻穴から下へ3寸(自分の指4本分の幅)下がります。
- 外側を確認: 脛骨(すね骨)前面から外側へ1横指(親指の幅)移動した地点。押したときにだるくてすっきりした感じがする場所です。
効能・効果
- 消化促進 — 胃腸の運動を活性化し、消化不良・胃もたれ・吐き気を緩和
- 免疫力強化 — 白血球の活性を促進し、風邪の予防および回復力の向上
- 疲労回復 — 全身の気血循環を改善し、慢性疲労を解消
- 膝の痛み — 膝周囲の血流改善により関節痛を緩和
- 吐き気・乗り物酔い — 胃気(胃氣)を下降させ、むかつきを鎮静
- 精神安定 — ストレスホルモンを調整し、不安を緩和
セルフ指圧法
Step 1: 位置を探す
椅子に座って膝を90度に曲げます。膝蓋骨の下・外側のくぼみから指4本分下がり、すね骨の外側1横指の地点を親指で押してみてください。
Step 2: 基本指圧
両親指を重ねて足三里を3〜5秒間しっかり押した後、ゆっくり離す動作を10〜15回繰り返します。少し痛くてすっきりする程度の強さが適切です。
Step 3: 円形マッサージ
親指で時計回りに円を描きながら30秒〜1分マッサージします。両脚を交互に、計2〜3分行います。
Step 4: タッピング
軽く握り拳を作り、足三里の部位をトントンと30秒間叩きます。血流循環をさらに促進します。
シナジーの組み合わせ
| 組み合わせ名 | ツボ | 対象症状 |
|---|---|---|
| 消化パワー | 足三里(ST36)+ 中脘(CV12) | 消化不良、胃腸疾患 |
| 免疫ブースト | 足三里(ST36)+ 合谷(LI4) | 風邪予防、免疫強化 |
| 疲労回復 | 足三里(ST36)+ 三陰交(SP6) | 慢性疲労、体力補強 |
| 膝ケア | 足三里(ST36)+ 陽陵泉(GB34) | 膝の痛み、関節の健康 |
注意事項
- 空腹時の強い指圧はお避けください(めまいを起こすことがあります)
- 膝に急性炎症がある場合は周辺部への刺激を控えてください
- 妊娠中の方は医師に相談の上で行ってください
核心まとめ: 足三里(ST36)は毎日継続して指圧することで、消化・免疫・疲労・痛みまで全方位で管理できる「体の総合栄養剤」のようなツボです。
よくある質問
足三里は正確にどこにありますか?
膝蓋骨(膝のお皿)のすぐ下・外側のくぼみから3寸(指4本分の幅)下がった地点です。脛骨(すね骨)の外側1横指(親指の幅)の位置です。
足三里は毎日押しても大丈夫ですか?
はい、毎日行っても安全です。東洋医学では「足三里に毎日お灸をすれば百歳まで生きられる」という言葉があるほど、継続的な刺激が推奨されています。
足三里の指圧は食前・食後どちらが良いですか?
消化促進を目的とする場合は食後30分〜1時間後、免疫力強化を目的とする場合は朝の起床後が良いです。空腹時の強い指圧はお避けください。
足三里と合谷を一緒に押すとどんな効果がありますか?
足三里(ST36)と合谷(LI4)は「面口合谷収、腹部三里留」といわれ、顔の疾患には合谷、腹部の疾患には足三里が代表的な治療穴です。一緒に押すと全身の気の循環に効果的です。
アスリートも足三里を活用しますか?
はい、足三里は運動後の筋肉疲労回復や膝の痛み緩和に活用されます。マラソンランナーの間でも「万能ツボ」として知られています。

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